春先にかけての食事法-2-
「試合前と試合後の食事」


★(~_~)試合当日の食事法
 「トンカツを食べると試合勝つ」「筋肉を使うのでステーキをたっぷり」などと過去には朝から食べさせた時代も・・?。 カツを食べることでその気にはなるかもしれない程度で、ましてステーキなどタンパク質は筋トレなどの練習期に必要なのであって、 試合当日はかえって胃腸に負担を掛ける。試合当日はタンバク質は少量で、消化時間が短い半熟卵、納豆などが適している。
その代わり、ばてずにエネルギーの続く糖質が予想以上に大切になる。米飯、特におにぎりはすぐ消化され、エネルギーに変わる部分と 消化にやや時間がかかる部分とが融合している食品である。適当に腹持ちがするので疲労が軽減される。 米飯がないときは、パスタ類か茹でたジャガイモを代用するとよい。
日頃は太るとかいって敬遠がちな脂肪も、エネルギーを出し続ける栄養素として大切。 卵料理も、平素は半熟卵、ゆで卵などにして、試合当日は卵焼きやスクランブルエッグにするとか、オリーブ油を使うと安心。 弁当に入れる肉や魚、野菜類をオリーブ油で軽く炒めなどもOK。
★(~_~)試合の前や休憩時はチョコレートもお勧め。飴やキャンディーよりも腹持ちがよく、時間の長い試合に適している。
ただ、天ぷらやトンカツ、コロッケなど油を多く吸収した食品や中華料理は消化に時間がかかり、身体が重く感じられるので止めておこう。
★(~_~)食物繊維は注意が必要
 野菜や海藻、キノコ類に多く含まれる食物繊維は、腸からの九州をおだやかにしたり、便通をよくしたり、余分な脂肪やコレストロールを排出するなど 健康に役立つ食品で、普段は多めに食べると良いのだが、試合当日に多く食べると、消化が悪くなり腹がふくれたり、 おならが出たり、マイナスの影響も出る。これらは少量にして、温野菜など火を通して食べた方が良い。
その逆でスタミナ維持で、ニンニクなどはよい。細かく刻みオリーブ油でタマネギと炒めるだけでもよい。キムチなども発酵し、柔らかくなっているので 胃腸にふたかを掛けない。
当日の朝、コーヒーを飲むと交感神経が活発になって、やる気が充満する。コーヒーが苦手な人は 緑茶や紅茶でも少し濃いめにして飲んでみよう。
★(~_~)試合後は甘味と酸味
 戦った後の筋肉は、疲労回復のためにブドウ糖や果糖、砂糖などの甘い物質とクエン酸などの酸味を要求している。
市販のオレンジジュースにハチミツを混ぜたドリンクを持参、あるいはグレープフルーツやみかんなどの柑橘類。 羊羹(ようかん)や最中(もなか)なども疲労回復にOK。
また、筋肉の修復にはプロテインやアミノ酸のサプリメントが手っ取り早い。一般的なドリンク剤でもOK。

★(~_~)試合前や試合中の水分補給
 「冬でも水分が欠乏する。」だらだらと汗はかかないが、冬場は乾燥しているので、身体表面から水分が失われていく。 「のどが渇いてからでは遅い。」とよく言われるように、次のように計画的に水分を補給しよう。
○試合前に水分を摂る(150ml程度)・・・通常はトイレの心配はない
○試合中は少しずつこまめに摂る
○塩も補給する。市販のスポーツドリンクでよい。梅干しや塩飴をなめてもよい。
○次の試合まで時間があれば水分を摂る(150〜200ml)
○試合終了後はたっぷりと水分補給を。上の「甘味と酸味」の項も参考に。
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