ウォーミングアップの実践例
体の準備→技術の準備
 ウォーミングアップとは、あらかじめ体の活動レベルを高めておき、練習や試合を円滑に行えるようにすることを目的とした、前段階の準備運動のことをいう。
ウォーミングアップを行うとパフォーマンスを発揮しやすく、筋肉や関節などの負担が減るためケガの予防にもなる。筋肉の温度を上げ、あらかじめ 筋肉を刺激しておくと力を発揮しやすくなる。
また、呼吸がしやすく、心拍数の立ち上がりが早くなる。
 内容としては、まず、静的な(スタティック)ストレッチングで筋肉や腱の柔軟性を高めて、関節の可動範囲を広げて 動かし易くする。そのあとに、動的なストレッチングやチューブを使ったエクササイズを行い、筋肉を刺激して力を出しやすくしていく。
 その後、ジョギングやランニング、ステップやフットワーク、コート内でシャトルを打ち始める。全体の流れとしては体の準備→技術的の準備へと進める。 また、ウォーミングアップの前に、ケガや調子の悪い部位の補強を行っておくと良い。

実際の活動現場
 試合では、開始1時間くらい前から動き始める選手が多い。時間が長すぎれば疲れるし、短すぎては体の準備ができない。試合前の着替えや招集の時間などを 考えると45分程度になる。
 毎日の練習時もストレッチングを10〜15分間、ジョギングやランニング、フットワークを10分程度を、シャトルを打ち始める前に行うように心がける。 また、暑いときより寒いときの方が筋温の上昇に時間がかかるので、長めに行うよう留意する。
※ダラダラやらずに、何のためにやるのか、目的をしっかりと理解して行うことで、集中力が高まり、精神的に効果も得られる。

ウォーミングアップの実践例
 腕st→肩関節(後)st→肩甲骨ex→背骨、背中ex→体側、大腿st→体幹tr→臀部、股関節st
[st:ストレッチング、ex:エクササイズ、tr:トレーニング]
※ダラダラやらずに、何のためにやるのか、目的をしっかりと理解して行うことで、集中力が高まり、精神的に効果も得られる。

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