★ダブルス強化(3)後衛の攻撃
　後衛の攻撃の中でも難しいとされるハーフ球の処理。コート奥でもなく、前衛がとれる位置でもないハーフ球、これは後衛が対応するのだが高さがないのでスマッシュを沈めることが難しい。が、多くの後衛は「チャンス」とばかりに決めようとして力みすぎ、ネットにかけてしまうことが多いのが事実。このミスはもったいない失点で、「一度つないで次で勝負」という対応が重要になる。

☆後衛の攻撃＝スマッシュだけではない
　レベルが高くなるほどスマッシュだけでは決まらなくなってくる。いかに多彩なコースを突いたり、ドロップなどで相手を崩してから攻めることができるかがポイントになる。後衛はしっかり状況判断して、勝負できるときに決めにいくよう意識しよう。

☆「理想」と「現実」
[理想<成功>]後衛がドロップを打ち、相手が返してきたハーフ球に跳びついて強打する。ドロップにタイする返球の多くはハーフ球。高さがないため沈めるのは難しいが、返球を予想し準備していたら、よい体勢でスマッシュを打つことができる。

[現実<失敗>]後衛がドロップを打ち、相手のハーフ球に反応が少し遅れているのに、チャンスとばかり力みすぎるとネットに直撃となる。焦って攻めようとするとミスを誘発しやすい。相手がこのミスをねらってハーフに打った可能性もあるのでミスを防ごう。

[原因と解決法]反応が遅れているのに力みすぎることと打点が低いためミスが起こる。このパターンでミスが多い人は、強引にスマッシュを打つのではなく、長めに押し込むショットを使う。できるだけ高い打点でシャトルをとらえ、押し込むイメージでストレートをねらってヒットする。飛びついて打てるとさらによい。
　打点が低くなるのを防ぐには後衛からドロップを打ったらポジションを一歩前にとれば、相手のハーフを少し上でとらえることができる。

[練習法１]ハーフ球を押し込むスマッシュを身につける[スマッシュノック]
　練習者は後衛のセンターに立ち、ノッカーから出されるハーフ球をストレートに押し込むスマッシュを打つ。練習時のポイントは、・ノッカーのバック側の奥をしっかりねらう。・高い打点でヒットすること。・ネットにかけないよう意識する。反対側も行う。<１５本３セット>
ノッカーは前衛を抜くような高さを意識して球出し。
[練習法２]後衛からの正確なショットを磨く[オールショート１点返し]
　練習者の動く範囲をダブルスコート後ろ半分に限定する。バック前にパートナーを配置し、ロブの高さやコースに変化をつけながら練習者を左右に振る。練習者は１点返し。ハーフ球がきたら攻めて良いがミスらないように決める。パートナーがフォア側でも行う。<５分２セット>

(^_^)

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