★球出しテクニック
選手なら誰でも経験するノック練習。その効果を高めるためには球出しするノッカーの技術が不可欠である。
意外と意識せずに球出ししていることがあるのでは・・・?
1〜2カ所で打つ単純なものから、3カ所以上で試合を想定して行うものまで、さまざまに応用できる
万能な練習法がノック。目的やレベルによってノッカーは球出しの高さやコース、スピードを変えて負荷をかけることが重要。
[1]ノックの基本
球出し方法は3種類、渡し方のコツ、高さ・スピード・立ち位置
球出し方法・・・手投げ、下打ち、上打ちの3種で、練習の用途によって使い分けが要求される。
渡し方のコツ・・・1球ずつ手渡しするときは、ノッカーが手元を確認しなくても良いように、
ノッカーの手のひらを下に向け、親指と人差し指で挟むようなやり方が無難。2個の場合は、縦に2個重ねるとよい。速く、たくさん
持って打つ場合は積んで腕に乗せ、別の人が上から補充していく。
高さ・スピード・立ち位置・・・初級者に対してはフォーム固めも大切だが、レベルが上がるにつれ、いかに
試合を想定してノックするが大切になってくる。球出しのタイミングや高さなど変化をつけると効果的だ。立ち位置を変えるだけでも
練習者にかかる負荷は変わってくる。
[2]手投げノック
下投げはヘアピンのイメージ、上投げはカットをイメージして球出しする。ショートサービスラインに立ち、シャトルの
コルクや下の部分を持つ。腕をしっかり振り切るのがノッカーのポイント。
[3]下打ち
シャトルを1〜2球手渡す場合はいいが、1人で15球程度持つ場合は左の腕に積み、1球ずつ右手で抜き取り、投げて打っていく。
ロブやレシーブをイメージする(右手投げ)。右手投げより速いスピードで球出しが可能なのが左手投げ、2球目はしっかり持ち、1球目を
人差し指で挟むだけにしておく。
[4]上打ち
下打ちと同様シャトルを1〜2球手渡す場合はいいが、1人で15球程度持つ場合は左の腕に積み、1球ずつ右手で抜き取り、上に投げて打っていく。
ノッカーの難易度も高くなる。スマッシュやプッシュのレシーブ練習に必須となる。打点は頭より前になるように上げ、腕は振り切ること。
(^_^)
ノック練習は、フォーム作りと体力作りの2つの側面がある。フォーム作りの場合は、ノッカーは少し余裕を持って練習者が動けるようにする。また、
体力作りの場合は、取れるか取れないかギリギリの球際や速さに注意して行う。返す場所を指定するなど精度を上げた練習で質が高まる。