★攻めのロブを磨く
ネット前で追い込まれたとき
「ピンチ脱出!形勢逆転」でも紹介したとおり、
コート奥までのロブを上げて
滞空時間で、崩れた体勢を立て直すことが多い。
その時注意しなければならないのは、相手にも十分な時間を与えることになるので、まだピンチ脱出にはならない。
ここでは、ラリーの主導権を握るための「攻めのロブ」を考えてみる。
ロブは球速がないので、特にクロスに不用意な高さ、速さのロブを打つと、狙っている相手ならワンジャンプでフォアから強打してくる。
飛びつかれないような、またカウンターを食らわない高さとスピードが要求される。
何も考えずに上げることは避けよう。
同じフライトであるはずの「体勢を整えるロブ」と「攻めにつながるロブ」、これは複数の選択肢がアル状況で打てるかどうかにかかってくる。
「より速く」「より高く」「より前で」というバドミントンの3原則を思い浮かべて、自分の時間に少しでも余裕を持たせることで「攻めのロブ」は実現できる。
十分な体勢から打てるので、ストレートロブ、クロスロブ、ストレートネット、クロスネットと4カ所への打ち分けが可能になる。
ネット前に入るときラケットを立てて、しっかり足を踏み込んでプッシュもあるぞと見せかけて上の4つを打ち分ける。ラケットを立ててシャトルに
入ることで一瞬の情報戦で勝機を掴むことができる。(図)
この4カ所をフォア、バックともノックで反復練習しておくと試合でも普通に動ける。
ロブの時に緩急と高低を意識し、ラケットを立てることを忘れないように・・・。