★シングルスで強くなるために(2)
 ここでは一流プレーヤーから強さをさぐってみよう・・・


(1)自分をわかっていることが一番の強み-田児賢一
 林丹みたいな強打はない、リー・チョンウェイみたいに速く動くことはできないから、日本人らしい、 ミスをしないで我慢してラリーしてチャンスを作ることに徹している。「田児さんのロブは違う」と桃田がいうほど、 奥までしっかり飛ばす。けどバックラインは割らない。
 田児が勝てる理由は、つねに高いイメージと集中力を持っていること。また、見習いたい点は とにかくミスをしないように心掛けること。ミスがあれば、なぜミスをしたのか、なぜ決められて しまったのか、そのときに考えて答えを出す。足の入りが甘かったからとか、打点が低かったからだとか、 理由がわかればそのあと反復練習する。ミスの原因を自分で考え、 反復練習する、地道で苦しいかもしれないが、結果が出れば楽しくなってくる、間違いなし。


(2)卓越した瞬発力と勝負強さ-上田拓馬
 スマッシュを打って前に詰めてプッシュを打てるのが最大の特長。プッシュをメインに使う、日本人プレーヤーには少ないタイプ。 これは瞬発力の高さがそれを支えている。
 ただスマッシュとプッシュだけでは決まらない相手の場合、粘りが必要となってくる。もっと柔らかい球で 点を取ることが必要となる。
見習いたい点は速いスマッシュを打たれても、きっちりとラケットを振って 強い球を打ち返す。その他にグリップの握り替えや柔軟な身のこなしなど、参考にすべきはたくさんある。


(3)強いフィジカルを生かした攻撃-高橋沙也加

 上からのショットがパワフルで、レシーブでもねばれるのがプレーの特長。負けず嫌いで、試合はもちろん、練習でも 1本にこだわる強気なプレーから柔軟にメンタルコントロールできるような武器が生まれる。
 見習いたい点はチャンスにおける一発での決め球。チャンスを逃がさず、スマッシュをいいコースに打ち込んで 決める。
(^_^)

▼パート3へ続く
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