★ラウンド・ザ・ヘッド(1)


相手がバック側にタマを集めてきたらどうするか、バックハンドよりも強いタマを打てるフォアハンドで返したいものだ!
そんなときバドミントンに特有なショットであるラウンド・ザ・ヘッド
、一発逆転をねらえるチャンスもやってくる・・・。
 もともとバックハンドは日常生活にはほとんどない動き。あまり慣れていないだけではなく、肩・肘・手首の関節を使うにも 可動域に制限がある。つまり、バックからはフォアハンドのような強いタマはなかなか打てないことになる。筋力が男子より絶対的に 差がある女子ではなおさらのこと・・・。
○バドミントンにはラウンド・ザ・ヘッドという便利なショットがある
100g以下の軽さゆえに、利き腕と逆側のタマに対し、頭上でラケットを回して打つことができるわけである。 ストローク的にはオーバーヘッドだが、バドミントン特有のこのショットを身につければバックハンドで打つよりも強く、 多彩のタマが打てる。バドミントンを国技としているインドネシアでは「バック側のタマは、できるだけラウンドで捕れ」と教えている。

ただし、体を柔軟に使って上体を反らし、強く踏ん張る下半身に負荷がかかるショットなので体力も消耗する。 さらに打点が下がりすぎて、何が何でもラウンドで強打すると、サイドラインから外へ向けて体が流れる可能性がある。
また、打ってからの体の戻りにも時間がかかるので、フォア前に落とされると最長の距離を走る羽目になる。 オープンスペースを与えることになってしまう・・・ハイバックでカバーできない人は要注意!
○ラウンドは返球できる球種が多い
通常、バック奥からの返球は、クリアかドリブンクリア、ストレートカット、クロスカットの3種。 この3つはラウンドでなくてハイバックでも打てる。ただ、ハイバックでクリアを飛ばすのはかなり難しい。甘くなれば 相手から強打される。
 ラウンドはオーバーヘッドで打てるので、ドライブをクロスまたはストレートへ返球ができ、追い込まれた状況から 一転攻撃へ形勢逆転のチャンスとなる。遅れ気味の体の戻りを急ぎ、次の攻撃に備えよう。
○ラウンドのポイント
(1)体軸を保ち、ラケットヘッドを回内させて打つ

リストは立ててインパクト直前まで肘を下げすぎないよう、高い位置からタマを押さえ込む感じで打とう。
(2)基本のフォアでオーバーヘッドストロークが前提
バック側のタマをフォア(オーバーヘッドストローク)で打つには、基本であるクリアでしっかり飛ばせないと意味がない。
(3)利き腕でない腕でバランス、インパクト時に足の入替
バック奥のタマを、逆の足で踏ん張り、体が外へ流れるのを防ぐ。

右足で床を蹴ってジャンプ気味に、

インパクト時に足を入れ替え、着地した左足を軸にしてそのまま前に。

(^_^)
トッププレーヤーからラウンド・ザ・ヘッド技術を盗む・・・「ラウンド・ザ・ヘッド(2)」へ続く。[準備中]
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