★そのミスはなぜ起きる(3)
試合でのミスも積極的で次につながるミスと、消極的でNGなミスがあり、
練習でもメンタル的な要因からくるミスと技術的な要因からくるミスとがある。
起こしたミスを選手自らが理解して修正しなければ、ミスは減らない。今回はその辺りを探ってみよう・・・
●試合中のミスと同様、練習においても技術的な部分だけでなくメンタル的な要素が大きく関わってくる。
「やる気が起こらない」といったメンタル的なものだけでなく、「体がだるい」「眠い」といった状態で
集中力を欠く場合も多い。そんなとき、「コートから出ろ」と言われてやる気が出る選手と、それが逆効果になる
場合もある。監督・コーチのアドバイスが自分なりに解釈できない場合は、率直にどうすればよいのか尋ねるなど
積極的にミスを無くす努力をしよう。
●次に、していいミスと悪いミスについて考えてみよう。
試合中、思い切って前に出てネット前に叩きに行って起こったミスは「積極的で」次につながる、やってもいいミスだし、
シャトルを追わない、ラケットの出し方が悪いなど、消極的ミスは悪い方のミスになる。
ただし、積極的なミスも、何回も同じことを繰り返すようでは技術面が不足しているので日頃の練習で修正しておくことが
必要である。
●技術的なミスについては、「基本に忠実に」が重要。試合中は特に「普段と違うことはまずできないものだ」と割り切って、
練習したことを実戦しよう。
●ネット周りでのミスが多い選手も見受けられる。ネット前でのミスの主原因は「打点が低い」ということなので、
上体や重心を上げて高い打点でとらえること。
一方、後方からのネットのミスも打点が低いのが主原因だが、相手コートまで距離があるので、浮かさないようにとの
意識で打つためにミスとなる場合がほとんど。上から打つ時、
上体や重心が下がってからだと
”手打ち”になってしまうので注意。上体や重心が高い位置でラケットをしっかり振ろう!
(^_^)