<見えない勝負を>を制するために
伸びる選手の傾向は
 「伸びる選手の傾向について考えると、大事なのは 選手自身が自分をどれだけ理解しているかだ」と解説しているのは、 BIPROGYの早川賢一監督。興味深い内容だったので、概要を紹介していってみよう。
 自分のプレースタイルどういうものか、攻撃型なのか、守備型なのか。スピード勝負が得意なのか、それともパワーで押し切る展開が多いのかなど、 自分がどういうプレーで得点しているのかを分析できなければ、そう簡単に成長できないのでは・・・。
 自分を理解することが必要なのは、実力を伸ばすための練習と大きく関係してくるためだ。
成長につながるプロセスは、"練習"→"試合"→"反省や課題の確認"→"練習"の繰り返し。もし、自分のプレイスタイルを理解していなければ、 試合後に 何が良くて勝てたのか、何がダメで負けたのかを正しく振り返ることができない。
振り返りができなければ、練習の中で"反省や課題"を落とし込んだ自分の練習ができず、ただこなすだけの練習になってしまう。
 この理解度の違いによって 成長の仕方が変わってくることは理解できるハズ。自分を知った上で、自分に必要な練習に取り組むか。 自分にとって"正しい取り組み"ができるかどうかが選手の伸びにつながってくる。
「正しい練習」の取り組み方は
 まず、目的や目標の設定。大会などの目標は勿論、日々の練習やトレーニングに対しても、その都度、目標をしっかり持って取り組めているか?。 ほとんどの人は、大会が近づくにつれて練習への意欲が高くなるが、それ以外の期間に意欲をキープし続けるのはむずかしいもの。
でも、そこで継続的に取り組めている選手が、順調に成長していくだろう。
 練習への取り組み以外にも、「自信」も重要だ。自分がやってきたことや、チームで積み上げてきたことを最後まで信じ切れる選手は、 試合などでも自信を持って戦えるし、そこでつかんだ勝利は、自信をさらに深めることことにつながり、大きな成長にも結びつくことだろう。
 ただ、チームの練習や取り組みを信じ切ることは、案外難しいものだ。「これって意味がある?」と疑問に思うことは誰しもあること。 練習に疑いをもってしまうと、練習から得られる成果も小さくなってしまう。
 そういう中で、自分なりの課題を練習に落とし込んで、練習に上限を決めずに取り組むメンタルを持つことは、成長には欠かせないもの。

「楽しむ気持ち」を忘れないこと
 練習はしているのに伸び悩んでいる選手は、伸びる選手と逆のことをしている可能性が高い。自分の特徴を理解しないまま練習に取り組んでいたり、 練習の意図を考えずに続けたりしている選手は、なかなか成長しないし、自分の理解度が高くても、そのスタイルに合った練習に取り組めて いない場合もある。
 一例として、「攻撃が得意な選手」がスマッシュ&ネットの練習に取り組んだとき、 全員がレベルアップするのだろうか!。
 練習の目的化を明確にするためには、どのように考えればいいのか。攻撃型といってもタイプはさまざまで、スマッシュからヘアピンで 崩すのが得意なタイプもあれば、角度のあるスマッシュとプッシュで仕留めるタイプもいるだろう。
 スマッシュの高低差を使い分けて2発目、3発目のスマッシュでポイントを取りに行くタイプもある。自分がどのタイプなのか理解していれば、 スマッシュ&ネットの練習の目的を明確にすることができるだろう。
 へアピンの技術を高めるのか、プッシュの決定力を上げたいのか、スマッシュの質を高めるのか、それを理解して練習するのと、 意図を持たずに練習するのとでは、成長に差が出てくるだろう。
 自分のプレースタイルが細かくわからない人は、「どの練習が好きか」で考えてみよう。 「この練習(プレー)が好き」というものがあれば、それはきっと自分が得意であったり、ポイントを照りやすいと感じているプレートいうことができる。
好きな練習やプレーにこだわって練習することで、それが試合での自信につながる。
 また、苦手な練習があれば、きっとそれは、その選手の弱点や課題であると考えられる。試合で勝てない要因の一つかもしれないので、 そこを重点的に取り組むことも、結果として成長につながるハズだ。

 伸びない選手は、練習内容やアプローチを見直すことで変わることもある。一方で、練習内容は間違っていないのに伸びない選手は、 "燃え尽き症候群"(短期の努力で結果が出たり、目標達成によってやりきったと感じた場合)の場合には、その後のモチベーションが保てず、 伸び悩むことがある。
 そこは、目標の見直しや、向き合い方を変える必要が出てくる。"燃え尽き症候群"は選手自身では気づきにくいことが多いので、コーチ・指導者と選手が 一緒になって目標を確認したり、練習への意欲を確かめてることが大事になってくる。
(^_^)「伸びる選手」「伸び悩む選手」どちらにも共通して、「バドミントンが楽しい」という気持ちが根底にないと、 大きな成長にはつながらないということだ。
 強くなりたい選手は、バドミントンを純粋に楽しめているか、もし楽しめていないなら、その理由は何か。そこから考えてみると、 次へのステップにつながるポイントが見つかるだろう。

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