★カラダの基礎がプレーを変える!(1)

●バドミントンの動きをよりよくするためのフィジカルトレーニング。 本来フィジカルトレーニングの目的は「体力」であるはずが、「技術」の面にウェイトが 置かれていないだろうか?
図1の一番下「体力的基礎」の強化こそが本来の鍛える部分であり、体力である。

その上に、「技術」(バドミントンがうまくなるということ)。一番上が戦術、 どうすれば相手に勝てるかを考えて試合を戦う。
つまり、体力がないと技術は身に付かない、技術がないと戦術を組み立てられないという意味になる。
図2で、体力という基礎が大きくなると、ピラミッド全体が大きくなる。

これは、[1]体力が伸びることで、たくさん練習ができるようになる。また、高度な練習に挑戦できる。
[2]練習が豊富になることで技術が身に付いてくる。戦術も試せるようになる。

●体力を伸ばすための、具体的に効果的なトレーニング法は、ずばり「体幹」である。
体幹は、腹周辺のみでなく、背中、胸、尻を含めて広くとらえて鍛えよう。
体幹は、あらゆる動作の土台であり、起点となる。ラケットを振る、フットワークを踏む、 素早く動くときも、手や足からではなくすべて体幹から動くのである。
体幹が安定しないとケガのリスクも高まる。バドミントンで多い足首、アキレス腱、膝などを痛めるのも 体幹と密接に関係している。身体の中心部のわずかなブレが、末端である四肢(手足)では大きな負担がかかる。 その代償がケガとなって表れる。
サッカーなどで最近重視されている骨盤トレーニングなどもケガの予防のためである。

バドミントンで必要な筋トレの目的は、「筋量」ではないので過大な負荷をかけるのではなく、 自分の体重を使い、バランスを取ったり、ジャンプをしたりして鍛えていこう。
初心者が多い光南バド部では、「基本としての体力作り」と「技術練習」を並行していかなければ時間が足らない。 二つが両輪と考えて毎日の練習を積み重ねていくことが大切になってくる。

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