★プッシュの基本をチェック -2-
・・・・・ミスなく正確に打つために・・・・・
前回、プッシュの考え方をみてきたが、続いて「プッシュの打ち方」をみていこう。
[1] 相手からフワッと上がってきたチャンス球に対してのプッシュ
フットワークを使って体を入れ、鋭くコンパクトにスイングする
時間的に準備段階の時間があるので、しっかり構えた状態からフットワークを始め、飛来するシャトルの軌道の後方下へ体を入れていく。
ラケットワークで気を付けることは、利き腕を極端に大きく引かない。つまりテークバックを大きくし過ぎないことがポイント。
力強く決めたいと思う気持ちから、大きく引いてしまうと、その後大振りになってしまう。そうではなく、
鋭くコンパクトにスイングするつもりで振る。
また、手打ちにならないようにすることも注意すべき点。シャトルに対して体が入っていないと、利き腕が伸びきって打つことになる。
これだと、打球に力が伝わらず、打てるコースも限定されてしまう。
[2] パートナーが打ったスマッシュを、相手がスピードのあるドライブ系で返してきたときに対してのプッシュ
打点が前になれば、プッシュのコントロールがしやすい
効果的なプッシュを打つために大切なことは、できるだけ前の打点でシャトルをとらえること。
パートナーが打ったスマッシュのコースによって、相手の返球のコースをある程度予測できていれば、早いタイミングでスイングを開始し、
前の打点で打つことができる。
打点が前になることで、プッシュのコントロールがしやすいし、自分の次の動きもスムーズになる。その結果、次に動きたい所へのフットワークが
しやすくなる。
逆に、返球への対応が遅くなって打点が後ろ寄りになると、力を入れにくく、コントロールも難しくなる。
実戦では、相手の返球の精度が高く、どうしても遅れてしまうこともあるが、その場合もまずは1本、相手コートに手堅く返そう。
相手のレベルが高くなれば、なかなか理想的に打てることは減るが、イージーミスを減らして、簡単にはポイントを与えないことを考えよう。
ここでも、足をしっかり運び、手打ちにならないように意識しよう。