トップ選手のこだわりの「ショット」
[2]ホキコバの強みはココだ!
 ペアとしての一番の武器は攻撃力。その武器を発揮するカギになる"個のプレー"について分析していこう。
●保木卓朗/レシーブから前に入る力
 自分の一番の武器は、相手のスペースを見抜けること。とくにレシーブ場面で、ここに打ったらこう返ってくるというのがわかるようになってきた。
昔は、とりあえず前に行くことしか考えてなかったけれど、いまはパワーもついたきたぶん、ドライブレシーブなどで相手を一度崩してから、自分のタイミングで 前に入れている。前に入れば、相手より上で取ることを意識して、パートナー(小林優吾)にいい形で打たせることを心がけている。
 もう一つ自信があるのは、サービスまわり。特に競った場面で打つサービス、ミスもほとんどしない。
[パートナー小林から見た保木卓朗] 1年くらい前から前に行くタイミングとか、相手を見てスッとはいるのが速くなったと感じる。 以前は無理に入って、抜かれる球もあったけど、いまはそれも少なくなった。状況判断をする力が高くて、相手の穴を見つけるのが巧い。「相手がこうだから、こうしよう」と いう提案をよくしてくれ、試合中もよく声をかけてくれる頼りになる存在!!!
●小林優吾/後衛で決めきる力
 攻撃が自分の一番の武器。ハーフの球が自分のフォア側に上がってくれば、8割くらいは相手を詰まらせることができる。自信があるときは、フォアからクロスに 強い球を打って、保木にフォアでフィニッシュしてもらうのが得意パターン。左利き特有のキレのあるカットも強み。
 以前は余裕がなかったけれど、いまは相手の状況を見て、ショットやコースを冷静に選択できるようになってきたので、決定力も上がった感じがする。
[パートナー保木から見た小林優吾] 優吾はスイングが小さい分、相手は読みづらいのでは・・・。 あとはスピードが魅力。左のハーフくらいから前に出ながら決めきるスピードはトップクラス。また、相手の決め球もダイビングして取ったりできる、 野性的な反応力がある!!!
●攻撃的な左右ペア/2人ともパワーがあるのが強み
 ホキコバは右利きと左利きの良さを生かした攻撃力と、2人ともパワーがあるのが強み。保木が後ろに行っても攻撃力があり、ノーロブも大きい展開も両方できる 穴のないペア。保木がとくに長けているのはレシーブ力、簡単に決めさせないし、レシーブからスッと前に入って攻撃に展開するのが巧い。
修正能力が非常に高く、性格も明るく前向き。気持ちが強く、責任感もある。練習と試合では別人のようになる一面も・・・・。
 小林は、左利き独特のキレのあるショットが最大の武器。鋭く、角度があるので"剃刀ショット"といってもいい。緩急も使い分けるので 決定力が非常に高い。

[ホキコバの強み] レシーブから前に入る力と後衛で決めきる力!

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