メンタル向上メソッド
富岡高校が行っているメンタル強化法
バドミントンはメンタルスポーツ。強いメンタルを持つことは非常に大切だ。
それを持つためには「自信」や「プライド」を身に付けることだ。
試合に入れば興奮したり、迷って苦しむこともあるはず。そうしたときも裏付けされた日々の練習や、そこで得た自信、プライドがあれば乗り切れる。
心を強くすることに直結する練習はない。練習は、技術を向上させたり、苦しい練習を乗り越える体感をすることで、自信などを養っていくものだ。
「アスリートとしてではなく、その前に一人の人としてどうあるべきか」と考えて行動したり、「対戦相手や周囲に敬意を払う」ことなども重要だ。
●日常から当たり前のことを当たり前にやる
「アスリートだからではなく、一人の人間としてどうあるべきか?純粋に自分と向き合い、競技と向き合うことが目標達成につながる」。当たり前のこととは、
靴を脱いだら揃える、整理整頓、あいさつや返事をはちんとすることなどだ。
いろいろなことを習慣化することが大切で、朝6時に起きて、6時半に食事をして・・・と休日も基本的に習慣は変えないようにする。習慣通りに本番でもやることによって
平常心を保つことができる。
●目標を設定し、繰り返しイメージすることで思いこませる
用紙に自分の目標を書き、次にそれを達成するためにやるべきことを明記する。最後に、目標達成できた自分をイメージしながらもう一度目標を書く。
そしてその用紙を目に付く場所に貼り、毎日10回以上読み返す。何度も読むことで「こういう自分になるんだ」と思いこませ、目標を達成するイメージをつくっていくわけだ。
●練習中;自信を養うことが大切
チームの理念は MIND OVER BODY。気力は体力を超えるという意味で、人は通常、「限界」と思ってもまだまだ余力があるものだ。その余力を引き出すものは
気力に他ならない。強くなるために筋力や技術をつけることはもちろん大切なことだが、「自分の限界を超える」ことで自分を得ることが最も重要だ。
練習で、課題克服をに向けて取り組み、「できるようになった」と感じることがメンタルの強さにつながっていく。
練習で、ミスに対する警戒心を高め、すべての練習でミスをしないことを意識してやる。苦しい練習でも妥協しないことが大切で、気持ちを切らさずに精神的に成長していこう。
<課題克服でやったこと>
(1)苦手な後衛から、得意な前衛にポジションチェンジするするために意識して練習[渡辺]
左右ランダムに出されるハーフ球を、ただ単に相手コートに返球するだけではなく、タイミングを変えたり、コースを分けて打つ。
球種もドライブやカットをかけたり様々に・・・。
球を打ち分けることでハーフからのショットを起点に前衛に出て行けるよう意識して取り組む。
(2)ハーフの処理からアタック[三橋]
持ち前の後衛力を発揮するため、ハーフ球を丁寧につないで攻撃場面をつくる練習をしている。
ハーフ球をしっかり沈めることで
クロスのロングリターンを相手に打たせて攻撃に持っていけるように心がけている。
ロングリターンを下からレシーブしないように、高い打点からのスマッシュを打てるように素早いフットワークを意識している。
(^O^)