☆ケガの予防(2)
肩の痛みがでる前に、まず脚の疲労が先にある場合が多い。
これは、脚の疲れでフットワークがついていかなくなり、無理な体勢で打つことが原因である。
この点から下肢のケアが重要となってくる。
バドミントンではスクワットの姿勢のまま横へ移動することが多く、
太股の外側の筋肉で踏ん張るので、慢性的に下肢の張りを訴える選手が多い。
日頃からスクワットなどでトレーニングしておこう。注意点は、
●肩幅程度のスタンスをとる
●膝は真っ直ぐに曲げる
●膝はつま先より前に出ないようにする
●過度なニーイン(膝が内側に入る)やニーアウト(膝が外側に傾く)は膝や腰を痛めるおそれがある
ただ、ニーインのままトレーニングを続けると、大腿四頭筋の内側の筋肉が強くなるなど、
効果を知った上で強化したい筋肉を鍛えることもあるので、自分で意識することが重要である。
疲労がたまりやすい下肢のコンディショニングとしては、張りのある箇所およびその周囲の筋肉を
しっかりストレッチすること。
ふくらはぎなど脚の筋は足底までつながっているので、足底を柔らかくするだけで筋肉の張りは和らぐ。
青竹踏みやゴルフボールなどを使ってセルフマッサージするだけでも大きな効果がある。
足の指が使えない選手もいるので、タオルギャザーなどで足の指を動かす感覚を取り戻すことでも足底は柔らかくなる。
これは、捻挫やアキレス腱断裂などのリハビリ時にも効果的なので覚えておこう。
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