☆ケガをしにくい体づくり[肩痛編-2-]-予防-
 -1-では肩痛の原因を確認してきた。今回は予防策をみていくが、身体や肩に痛みのある時には止めておく。

鎖骨下の筋膜リリース
[鎖骨の下にある筋膜を20〜30秒ほど上下に動かす]
 鎖骨の下には、肩の動きに制限を与えやすい筋膜がある。鎖骨は腕を挙げたり、ラケットを振る時に重要な働きをしている。
この筋膜の働きが悪いと鎖骨が動かず、肩甲骨の動きも制限される。鎖骨下の筋肉を上下に動かして、筋膜をほぐそう。

[四つん這い姿勢での水平伸展]
 四つん這いの姿勢から、脇を開いて片手を頭の上に乗せる → 肩甲骨を背骨に寄せるように意識して胸を開く

 頭の上に手を乗せながら、目線と一緒にヒジを上げることで胸骨が開く。肩とヒジの角度がゼロポジションに近い位置になるので、意識付けにも効果的だ。

肩甲骨の可動域を広げるトレーニング
[肩甲骨のダイナミック ストレッチング]。
 肩甲骨の動きを意識することが重要。下図のように、一連の動きを、急がずにゆっくりと行う。


 左右に伸ばしたヒジを90度に曲げて、手のひらを外側に向ける → 身体の前でヒジと手の甲を合わせる。
         ↓↓
 ヒジと手の甲を離さず、ヒジを肩の高さまで上げる。

         ↓↓
 ヒジの高さを元の位置に戻してから腕を離し、開いた姿勢に戻す。

※数セット繰り返す。

▲戻る