練習帰りなどに、ちょっと立ち寄ったコンビニやスーパー、何気なく選んでいる商品(食品)を少し観察してみよう。
★裏の表示をチェック!
 商品のパッケージ(袋)裏面に書かれている「原材料名」を見ることはある?この中に食品添加物も書かれているのを知っている?
(@_~)食品添加物ってなんだろう。
目的は、保存性(日持ち)をよくする。見栄えをよくする。味や香りをよくする。食品の加工に必要。などのために多くの食品添加物が使われている。
 香りを付ける香料は数えずに、国が指定したり(指定添加物)、使用を認めた既存添加物の合計で819品目もがある。(2017.3時点)
これらは安全性が確かめられていて使用の仕方も法律で決められているのだけれども・・・
★安全なものも危険なものもある!
 食品添加物の中には、●動物による安全性テストでがんが発生する疑いや、遺伝子を傷つける疑いのあるものもある、●現在は使って良いとされているものでも 後に良くないとわかることもある、●国によって認めているものにバラツキがある、●複数の食品添加物どうしが人の体の中でどう関係し合っているのか分かっていない、など 不安要素も多々ある。では、使わなければいいじ」やないかと思われる食品添加物がなぜ使われているのだろうか?
★食品添加物の歴史
 古くから、食べ物を保存するためには乾燥したり、塩や砂糖、酢など食べ物そのものを使って工夫してきた。
その後、スーパーなどでの薄利多売などのため、大量に作る必要性や、流通のために日持ちさせる必要性などから保存料などが不可欠となってきた。
消費者も見た目のいいものや日持ちのするものを買う傾向があるので、ますます食品添加物が必要になってきた。ようするに、暮らしや社会が変化するのに伴って 食品添加物は食べ物に無くてはならないものになっている。
★わかりにくい食品添加物の見方のポイント
●「原材料名」の並ぶ順番の意味・・・原材料の後に表示され、順番が早いほど添加量が多いということで、判断の基準になる。
●物質名が特定できないものもある・・・ひとくくりの名前で表示すれば良いことになっているものがあるので要注意。例えばグルタミン酸ナトリウムは 「調味料(アミノ酸等)」という表示など。
●物質の種類が特定できないため要注意・・・簡略名や一括名での表示が認められているものもあるので、具体的に使われている物質名がよくわからないものがある。

(~_~)できるだけ食べ物も選ぼうよ
 特に乳幼児期、成長期の食べ物に留意して、脳・骨・筋肉のためにちゃんと食べ物を選べる人になろう!
注意したいもの!−発ガン性や変異原性が指摘されているもの−
●着色料・・・美しく見せ、色合いを保つため多くの食品に使われている。天然由来の着色料でも要注意!
菓子類、ドリンク類、ウィンナーソーセージ、冷菓、あん類等・・・合成タール系色素(赤色○号とか色と号数表示)、コチニール色素、ラック色素など

●酸化防止剤・・・油の参加によって「風味が損なわれる」「変質する」ことを防ぐためのもの。
魚介乾物製品、酒類等・・・BHT、BHA、エリソルビン酸ナトリウムなど
●保存料・・・食品のカビ防止、日持ちをよくするためにに使われる。
加工食品全般(魚介乾物製品、魚肉練製品、漬け物、あん類、みそ、醤油等)・・・安息香酸化合物、ソルビン酸、プロピオン酸など


みんなの好きな物はコッチかな!
●甘味料・・・甘みをつけたり、澱粉の老化を遅らせて柔らかさを保ったり、保湿効果を高めたりする。
チューブドリンク、菓子類等・・・アスパルテームなどの非糖質系甘味料にはアレルギーを起こすものも
●調味料・・・いわゆるうま味調味料、「調味料(アミノ酸等)」と表示されている。
加工食品全般、菓子類、ドリンク類等・・・L-グルタミン酸ナトリウム。一度に取りすぎると吐き気・しびれ感などの中華料理症候群の症例も。

●発色剤・・・おもに食肉製品への発色効果と保存効果、亜硝酸ナトリウム(魚・肉のアミン酸と反応して発ガン性物質も)、硝酸カリウム。
ハム・ソーセージ、ベーコン、コンビーフ、イクラ・筋子・たらこ等

●増粘剤(ゲル化剤)・・・アイスクリーム、ゼリーやプリンなどを固めるために使用され、独特の食感を出す。
ゼリー、プリン、和洋菓子、冷菓等・・・全ての添加物に問題があるわけではないが、カラギーナンには発ガン促進物を含む疑いがある。


●結着剤・変色防止剤・pH調整剤・・・食品のつなぎの役割、変色の防止、保存性をよくするために使用され、多く使われるリン酸塩で、リンを過剰摂取すると 骨組織のカルシウムが血中に溶け、骨をもろくしたり、貧血などを招くことがある。
おにぎり、麺類、ハム・ソーセージ、ハンバーグ、魚肉練製品等

(゚_゚)グリーンコープ「食品添加物ガイド」より

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