治療は、基本的に保存的治療。活動の制限、痛み止め(内服、外用薬)の使用、装具(シュラッターバンド)、大腿四頭筋やハムストリング
のストレッチなどを組み合わせて行われる。
とくに二つの筋群のストレッチは重要で、日頃から柔軟性を高めておくことが重要だ。
なお、ヒザのお血の下の骨が突出して痛みが強いときは、その部位に炎症が起きているので湿布とアイシングが必要だ。
症状は再発を繰り返すこともあるが、ほとんどが成長期の終了とともに骨化が終了(大人の骨になる)し、症状が改善する。
その後は症状の程度によってスポーツ継続は可能だが、症状が強く、継続してスポーツ活動が困難な場合は局所の安静とスポーツ活動が禁止されることもあり、
ときに手術が行なわれることもある。
オスグッド病は予防と早期発見、早期治療が大切になる。予防として、運動前のセルフチェック・・・。ヒザのお皿の下を押して、
痛みの有無を調べる。痛みが続くときは整形外科を受診しよう。
ふだんから練習前後と帰宅してからもストレッチを行ない、大腿四頭筋に無理な緊張がかからないようにすることが大切だ。
オスグッド病は、単なる「成長痛」ではなく予防することが大切だと認識しよう。
(゚_゚)セルフチェックとストレッチ