☆夏バテ対策☆
 暑くなってくると「食欲の低下」や「体がだるい」などを感じてくる選手も多い。ひょっとしたら夏バテといわれる状態かも・・・
暑い体育館の中でハードな練習が続き、運動量や強度が増してくる夏場は食事もしっかり摂らなければならないはず。この時十分に 栄養が摂れないとコンディションを崩し、パフォーマンスの低下もなってしまう。
しかし、食べないといけないのはわかっているが、暑い中でのトレーニング後はなかなか食欲がわかない。今回、夏を乗り切る 食事ポイントを上げておくので、早くから対応し夏バテを防ごう。
(^O^)

[ポイント1]食欲を刺激する
 薬味や香辛料などを利用すると食欲が刺激される。「豚キムチ」「麻婆豆腐」など辛みがある主菜はご飯の量も進み、 疲労回復のための糖質(炭水化物)補給にも役立つ。
「カレー」はご飯だけでなく、野菜、肉なども一緒に摂れる一品だ。「ビビンバ」も同様に、糖質以外にビタミン・ミネラル(野菜)が 摂れる。
 また、「酢」や「梅干し」などの酸味、「にんにく」や「しょうが」などの香辛料も食欲増進につながる。
[ポイント2]麺類にもひと工夫を
 食欲がないときは、のど越しのよい「冷やしうどん」「冷やしそうめん」などの主食単品で終わらせる場合も多いのでは・・・
麺類にも多くの糖質が含まれているが、疲労回復に必要な量が摂れていない可能性がある。「おにぎり」「いなり寿司」なども 併せて食べるとよい。
さらに、食べて糖質が体内でエネルギーとして働くにはビタミンB1などの栄養素が必要。そのためにビタミンB1が多い「豚肉・豚肉製品」 「うなぎ」「たらこ」などをうまく組み合わせる。「冷やしうどん」「冷やしそうめん」の具に「豚肉とタマネギの炒め物」 「ハム」などを加えたり、「おにぎり」の具に「焼きたらこ」を添えるなどの工夫をすればよい。なお、「うどん」や「そうめん」 よりも「そば」や「玄米」の方がビタミンB1が多く含まれる。
 [ポイント3]水分補給を見直そう
 暑いと冷えた清涼飲料水、炭酸飲料が欲しくなる。ただ、これらの飲料の後に血糖値が上がり、満腹感を感じてしまい、 本来摂らないとならない食事量が確保できなくなる。
また、運動の前後、最中のスポーツドリンク、食事の際の麦茶・牛乳・ジュースなどをがぶ飲みしていないだろうか。
適度な水分補給は必要だが、「がぶ飲み」すると水分が胃にしばらくとどまり、空腹を感じにくくなる。本来の食事量が確保できなく→ 疲れやすい→食欲がわかない→ますます疲労が蓄積と悪循環に陥る。1日の水分量を見直すことも必要だ。
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