[1/29 NetNews]☆渡辺勇大、日本代表内定辞退!
1月29日、バドミントン混合ダブルスの渡辺勇大(27;BIPROGY)が、自身のインスタグラムを更新して
日本代表の内定を辞退したと明らかにした。
渡辺は昨年のパリ五輪バドミントン混合ダブルスで五十嵐(旧姓東野)有紗とペアを組み、銅メダルを獲得。
その後、田口真彩(ACT SAIKYO)とペアを組んでいる。
経緯として、「日本バドミントン協会に対しては、私に協力できることがあるならば積極的に協力したいと思っています」と前置きした上で、「従来(2024年8月まで)の日本代表は協会派遣時、大会負担金(参加料のようなもの)を
日本バドミントン協会に選手(所属チーム)が支払うことで渡航費、宿泊費、現地での諸々の手配等を負担
いただいていました。
しかし、日本バドミントン協会の財務状況の悪化に伴い、強化予算の見直し、強化方針の変更が行われ、
2024年9月以降は、日本代表であっても世界ランキングの低い選手は自費で遠征をまわらなければならなくなりました」と協会をめぐる財務状況についての現状を説明。
「2025年日本代表は、協会派遣とそれ以外に区分されました。協会派遣から外れると所属チームや選手個人が
遠征費用を負担する必要があり、協会派遣選手は年数回見直される予定とのことですが、
具体的な時期等は決まっておらず、状況により入れ替えがない場合もあるとのことでした。
今回の代表内定通達の際、日本バドミントン協会から私は協会派遣の対象にならないと通達がありました」とした。
「私は2022年4月よりプロ選手として活動しています。そのため、多くの選手は所属先が遠征費を負担するのに対して、
自分自身で遠征費を捻出する必要があります。パリオリンピックが終わって以降多くの国際大会を自費負担しており、
実際にかかる金額を目の当たりにして活動を続けていくだけでも大変だなと感じています。
それと同時に、これまでの日本バドミントン協会のサポート、所属チームやスポンサー、多くの方々からのサポートへの感謝も改めて感じています」とし、「日本代表としての活動は、ユニフォームやプロパティ等様々な制約があります。目指す指標が不明瞭なままこの制約を受けるならば、遠征費を捻出するために少しでもメディア、スポンサー露出やスポンサー活動、国内外イベントに参加できるよう、動きやすくしておいた方がよいと考え、今回は辞退という決断をいたしました」と辞退の決断に至った経緯を記した。
「次世代を担う若い選手たちにも平等にチャンスが与えられることが理想ですが、今回の選択がバドミントン選手としての価値や選択肢を広げていく良い機会・後輩へのヒントになればと捉え、前向きに進んでいこうと思います。自分自身まだまだ成長できると信じていますし、強くなりたいという思いは日々増しています。これからも頑張りますので、今後ともご指導ご鞭撻をよろしくお願いします」と結んだ。