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(5/21NetNews)悪夢の逆転負け、ベスト4で終幕!(スディルマン杯)
5月20日に開催された世界国・地域別男女混合団体戦のスディルマン杯(中国・蘇州)7日目は、決勝トーナメント・準決勝が行なわれた。
準決勝に進出している日本は優勝候補の中国と対戦した。
第1試合の混合ダブルスは準々決勝に続き山下恭平/篠谷菜留を起用。中国は馮彦哲/黄東萍で勝負。
第1ゲーム、先制したのは日本。激しいラリーの応酬は24オールまで続いたが、最後は山下/篠谷が2連取。地元開催で負けられない馮彦哲/黄東萍に
第2ゲームを18本で取られ、勝負の行方はファイナルゲームへ。前半にペースを握った中国ペアに12-18と6点差、ここから山下/篠谷が猛追。
山下のスマッシュ、篠谷の鋭いドライブなどで3連続得点し、さらに攻撃を続けた日本ペアが20オールに持ち込んだ、
最後は相手のミスで24-22で逆転勝利し、日本が貴重な先制ポイントをつかんだ。
第2試合は男子シングルス。ここは世界ランク3位の奈良岡功大に対し、中国はベテランの石宇奇。第1ゲームを先制したのは奈良岡。
序盤は相手にペースを握られたが、中盤から奈良岡のレシーブが冴え、相手のクロススマッシュをショートリターンで返してポイントにつなげるなど、
リズムよく得点を重ねて21-13で制した。
第2ゲームは石宇奇がペースアップ。奈良岡の得意なネットプレーが封じられ、15-21で奪い返される。
ファイナルゲームは、石宇奇にリードを許しながら4-11。勝負所の中盤には石宇奇がさらにスピードを上げ、鋭いショットで押し込む。
最後は17-21で、奈良岡の後半の追い上げが実らず、逆転負けとなった。
1-1から、続く女子シングルスは山口茜が世界女王の本領を発揮し、中国のエース、陳雨菲に第1ゲームを21-14で先制。
第2ゲームも、スピードを上げる陳雨菲に対して冷静にラリーを展開し、山口が21-15で勝利。エースが安定感のあるプレーで白星をつかんだ。
続いて、前日の準決勝でチームを勝利に導く白星をつかんだ男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾が登場。
第1ゲームから先手を取り、劉雨辰/欧烜屹に低空戦からチャンスをつくって21-17で先制した。
第2ゲームは、中国ペアに得意のドライブ戦から主導権を握られて19-21。ファイナルゲームに入って仕切し、保木/小林は12-10から連続得点で
19-13と大きくリードした。日本の決勝進出が大きく近づいたが、流れは暗転。ここから劉雨辰/欧烜屹が逆襲、
劉雨辰のネット前での巧みなラリーで3連続ポイント、4連続ポイントで日本ペアに一気に接近。20オールに持ち込まれた後も相手の勢いは止まらず、
最後は中国ペアに押し切られて20-22。先にマッチポイントを握ったが保木/小林だったが、あと1点が遠く、悔しい黒星を喫した。
2-2でまわってきた最終戦、女子ダブルスだったが、福島由紀/廣田彩花が陳清晨/賈一凡との勝負に、第1ゲームは相手の猛攻を止められず11-21。
第2ゲームも中国の猛攻を防ぎ切れずに6-21で完敗。後味の悪い、悪夢の大逆転負けでベスト4に終わった。
(5/19NetNews)強豪タイを下してベスト4進出!(スディルマン杯)
5月19日に開催された世界国・地域別男女混合団体戦のスディルマン杯(中国・蘇州)6日目は、決勝トーナメント・準々決勝が行なわれた。
グループDを2位通過している日本は、グループBを1位のタイと対戦。ベスト4進出をかけて、激闘を繰り広げた。
第1試合の混合ダブルス。エースのデチャポル/サプシリーで先制をねらうタイに対して、日本は山下恭平/篠谷菜留を起用。
第1ゲームは、山下/篠谷が18-13とリードしながらも逆転を許し 19-21、続く第2ゲームは逆に17-20 から大逆転で 23-21。
ファイナルゲーム、序盤に6連続ポイントを奪って大量リードし、主導権を握ったまま押し切って 21-13で山下/篠谷が白星。
世界ランク3位のタイペアから金星を奪取した。
続いて女子シングルスの山口茜。ポンパウィ・チョチュウォンとは、過去の対戦成績で7勝4敗。
分がある相手と思われたが、試合が始まると第1ゲームを19本で制した山口が、その後の第2ゲームを17-21、3ゲームを11-21と
奪い返されて逆転負け。
さらに、男子シングルスの奈良岡功大とクンラビット・ビティサランのライバル対決も、奈良岡が12本、13本のストレート負け。
日本は1-2で後がない状況に追い込まれた。
第4試合の女子ダブルスは、エース格に成長した志田千陽/松山奈未。ジョンコパン/ラウィンダに対して、第1ゲームを21-17で先制。
第2ゲームは接戦の末に20-22で落としたが、最終ゲームは志田/松山が冷静な試合を運びで最後は21-18で振り切った。
チームのスコアを2-2とし、勝負の行方は男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾に託された。
負ければベスト8に終わる場面で、保木/小林は我慢の展開が続く。第1ゲームは持ち味の攻撃が発揮できない中でリードしなからも、
タイのデチャポル/キッティヌポンに終盤に押し込まれて19-21と逆転された。
第2ゲームは保木/小林がペースをつかんで21-10で奪ったが、ファイナルゲームは再び接戦に。
ねばる相手ペアに対して保木/小林のミスも重なり、スコアは17オールと緊迫した場面に。ここで小林のフォアからの鋭い
クロスドライブが決まってポイントを奪うと、保木もネット前に飛び込んでドライブを押し込み追加点を奪取。
20-18でマッチポイントを奪った保木/小林は、最後に小林が豪快なスマッシュで勝利し、日本がタイを3-2の逆転勝利で退けて
準決勝の切符をつかんだ。
(5/18NetNews)予選リーグ、韓国に完敗!(スディルマン杯)
5月17日に開催された世界国・地域別男女混合団体戦のスディルマン杯(中国・蘇州)4日目も予選リーグが行なわれた。
グループDで2連勝を飾り決勝トーナメント進出を決めている日本は、予選リーグ最終戦・韓国との勝負に挑んだが、ライバルの韓国に0-5で完敗。
リーグ2位で準々決勝に進出した。
第1試合の混合ダブルスには渡辺勇大/東野有紗が起用された。先勝して優位に進めたかった日本だが、渡辺/東野は韓国の金ワンホ/鄭ナウンに
ファイナル勝負の末に敗戦。第1ゲームは、渡辺/東野が21-19で先制するも、続く第2ゲームは韓国ペアに15-21で奪われる展開。
ファイナルゲームで巻き返しをねらったが、序盤からの連続失点などで最後は5-21で大敗。韓国に先制ポイントを許してしまった。
続いて登場した男子シングルスの西本拳太は、韓国の全奕陳と対戦。第1ゲームは西本が11点に抑えられて苦しい状況に...。
第2ゲームは意地を見せる西本が点数の奪い合いに持ち込んで接戦となったが、最後は相手に振り切られて19-21とストレート負け。
第3試合は女子シングルス。エースの山口茜でポイントを奪いにいったが、その前に立ちはだかったのがアン・セヨン。今季4回目の対戦となった2人の勝負は、
アン・セヨンに第1ゲームを11-21で失うと、第2ゲームは山口が7-4で先行していたが、その後はアン・セヨンに逆転されて、一歩及ばず15-21で敗戦。
この時点で日本が0-3となり、チームの敗戦が確定した。
残された男子ダブルス、女子ダブルスの試合も、保木卓朗/小林優、福島由紀/廣田彩花がそれぞれ0-2で苦杯を喫した。
日本は韓国から1試合も勝利を奪えず0-5の完敗。リーグ2位で準々決勝に進むことになった。
MD 保木卓朗/小林優吾 0(18-21,12-21)2 徐承宰/カン・ミンヒュク
WD 福島由紀/廣田彩花 0(13-21,18-21)2 李紹希/ペク・ハナ
(5/15NetNews)フランスを破り、決勝T進出!(スディルマン杯)
5月15日に開催された世界国・地域別男女混合団体戦のスディルマン杯(中国・蘇州)2日目も予選リーグが行なわれた。
グループDの初戦で白星発進を決めた日本は、第2戦フランスとの勝負に挑み、初戦のメンバーをガラッと変えるオーダーを組んだ。
第1試合の混合ダブルスは、日本の第一人の渡辺勇大/東野有紗を起用、フランスの世界ランク6位のジケル/デリュウィにまさかの敗戦。
第1ゲームは互いにポイントの奪い合いから、20オールとなり延長戦に。最後はフランスペアに27-29で落とし、
第2ゲームも中盤以降に抜け出したフランスペアに16本で敗れた。
その後は総合力の高さを見せつけフランスを圧倒。男子シングルスの奈良岡功大がフランスの新鋭アレックス・ラニエを17本、15本で完封。
ボディまわりが強い相手に対してドライブなどの速い球でしのぎ、しっかり対策を練って白星をつかんだ。
女子シングルスは世界女王の山口茜が13本、8本でレオニー・ウェットを圧倒、日本が2-1と逆転した。
男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾、そして女子ダブルスの志田千陽/松山奈未が貫禄を示し、ともにストレート勝利。
4-1でフランスを制してリーグ2勝目をつかんだ。日本と同じグループDの韓国もイングランドを下して2連勝を飾ったため、
日本と韓国の決勝トーナメント進出が決定。日本は17日の予選リーグ最終戦で、ライバル韓国とリーグ1位をかけて激突する。
保木卓朗/小林優吾 2(21-19,21-11)0 T・ポポフ/C・ポポフ
志田千陽/松山奈未 2(21-10,21-13)0 トラン/ランベール
(5/14朝刊他)日本、予選リーグ初戦を快勝!(スディルマン杯)
5月14日に世界国・地域別男女混合団体戦のスディルマン杯(中国・蘇州)が開幕した。前回大会(2021年)で準優勝の日本は、
大会初優勝をめざして今大会に挑んでいる。
第2シードで予選リーグのグループDに入った日本は、初戦でイングランドと対戦。
第1試合に登場した混合ダブルスの山下恭平/篠谷菜留はエリス/スミスに第1ゲームこそ22-20の接戦となったが、
第2ゲームは7本に抑えて快勝。
続く男子シングルスの常山幹太も10本、7本でナデーム・ダルビに勝利を飾って2連勝。
女子シングルスの川上紗恵奈も4本、7本と20分の速攻でリサ・カーティンから白星を奪取し、日本が3-0で勝利を確定させた。
チームの勝利を決めた日本は、残りの2試合も白星を獲得。男子ダブルスの古賀輝/齋藤太一が世界ランク17位のレーン/ベンディを18本、15本に抑え、
女子ダブルスの松本麻佑/永原和可那は21-17、13-21からのファイナルゲームを11本で勝利。イングランドを5戦全勝で退けて、初戦を白星で飾った。
15日に予選リーグ・第2戦でフランスと対戦する。