[2/12:NetNews]男子、トナミ運輸が5連覇[S/Jリーグ]
 S/Jリーグは12日、埼玉・サイデン化学アリーナでトップ4トーナメントの決勝が行われ、男子はトナミ運輸、女子は再春館製薬所が優勝した。
 トナミ運輸はダブルスの保木卓朗、園田啓悟組と小林優吾、目崎駿太郎組で2勝を挙げ、初の決勝に進んだジェイテクトに2−1で勝った。
 11日の準決勝に続き、21年世界選手権男子ダブルス日本勢初の金メダルペアの"ホキコバ"こと保木と小林が、第1ダブルス、第2ダブルスに分かれて登場した。
第1ダブルスで保木がコーチ兼任の園田啓悟と組み、2−0で危なげなく退けた。ゲームメーカーの保木が先導すると、園田が強烈に打ち抜いてチームを勢いづけた。
 シングルスは常山幹太とジェイテクトの西本拳太の日本代表同士の好カード。常山は第1ゲームを先取したが、第2ゲーム、第3ゲームは拮抗しながらも西本に取られ、 逆転で敗れた。
 1−1になって、流れを引き戻したい第3試合のダブルスは、小林が20歳の目崎駿太郎とペアで出場。小林が前衛で引っ張り、若い目崎の勢いを引き出して、 2−0で勝利すると、チームで集まって喜びを分かち合った。
 ホキコバの2人がペアを組まずに試合出場するのは珍しく、保木は収穫もあったという。「小林は一瞬で前に出られる速さが外から見ていて脅威だと思った。 組んでいる時には気づけなかった長所が見えて、新たな発見がありました」。
 小林は年下の選手と組んでみて「(いつもと)パターンが違ったり、今回は僕が前衛に行くパターンが多かった。すごく勉強になったので、これからも強くなれると思えた」と新たな引き出しを得た。
 試合後に取材に応じたホキコバは、終わったらすぐに移動。同日夜の便で、14日から始まるアジア混合団体戦(アラブ首長国連邦・ドバイ)へと向かった。

 NTT東日本と日立情報通信エンジニアリングが対戦する男子3位決定戦の対戦カード、21年東京五輪代表の桃田賢斗(NTT東日本)はオーダーから外れた。 桃田は腰痛の影響と、コンディション不良でベンチで応援、シングルスは23歳の田中湧士を起用し、NTT東日本が2−0で3位。

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