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最新世界ランキング

 BWF(世界バドミントン連盟)の世界ランキングが9月13日更新された。日本で開催された世界選手権、ジャパンOPで活躍した日本勢が、 ランキングを上げている。
 BWFは来年1月3日発表の世界ランキングから、通常通り1年間の成績で構成するランキングとして更新することを発表している。 そのため、今年の8月2日以降、これまで反映されていた過去の結果(2019年3月以降)を随時削除している。

男子シングルス 桃田 2位をキープ
 ビクター・アクセルセン(デンマーク)が12万ポイント超えで1位を独走。桃田賢斗は2位を守ったが、2019年の中国OPと韓国OPのポイントが消失したため 3位のアンダース・アントンセン(デンマーク)との差が詰まってきた。4位のリー・ヅージア(マレーシア)、5位の周天成(台湾)までが9万ポイント台で 競り合っている。
 6位 アンソニー・ギンティン(インドネシア)、7位 ロー・ケンイゥ(シンガポール)、8位 ジョナタン・クリスティ(インドネシア)、 9位 ラクシャ・セン(インド)、10位 クンラビット・ビティサラン(タイ)と続く。
 日本勢は、常山幹太がランクダウンして17位、ジャパンOP優勝の西本拳太は18位、二人の差は1199ポイントとしのぎを削る展開。
続く4番手の奈良岡功大はアップして28位、渡邉航貴(44位)とA代表が入る。B代表の秦野陸は12ランクアップして111位と、100位入り目前まできた。

 女子シングルス 山口茜が1位をキープ
 上位4人が激しく争う女子シングルス。世界選手権、ジャパンOPと2週連続優勝の山口茜が11万ポイント超えで1位をキープ。
2位の戴資穎(台湾)も11万ポイント台、3位の陳雨菲(中国)と4位のアン・セヨン(韓国)が10万ポイント台で猛追。
 日本勢2番手の奥原希望は、キャロリーナ・マリーン(スペイン)に続く6位。直近の大会ではケガで大会を欠場しており、ポイントを上積みできずにいる。 7位 プサルラ・シンドゥ(インド)、8位 ラッチャノク・インタノン(タイ)、9位 ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)、10位 何永夭(中国)と続く。
 日本勢3番手の髙橋沙也加は14位をキープ。ジャパンOPに出場の大堀彩は、順位変わらず26位。川上紗恵奈は33位となった。
ポイント精算により大きく順位を落としたのが髙橋明日香(49→56位)、仁平菜月(51→66位)。郡司莉子は2ランクアップの79位と順位を上げている。

 男子ダブルス 保木/小林2位
 最近なかなか好結果に恵まれないギデオン/スカムルヨ(インドネシア)だが、10万ポイント超えで1位をキープ。2位の保木卓朗/小林優吾は、 日本での2大会で結果を残せなかったものの、10万ポイント台で、その差は約5500と詰まってきた。
3位の王齊麟(ワン・チーリン)/李洋(リーヤン)(台湾)、世界選手権準優勝のベテラン、4位のセティアワン/アーサン(インドネシア)が、 保木/小林とポイント差は小さく、気の抜けない戦いが続く。インドネシア勢は、6位に世界選手権銅メダルのアルディアント/アルフィアンら トップ10に3ペアが入る。マレーシアは世界選手権で金メダルのだアーロン・チア/ソー・ウーイイクが5位、9位にテオ・イーイ/オン・ユーシンの 2ペアが入っている。
 日本勢は、古賀輝/齋藤太一(22位)、竹内義憲/松居圭一郎(36位)とA代表。続いてB代表の小野寺雅之/岡村洋輝(64位)だが、金子真大/久保田友之祐は100位内には入っていない。現役引退している園田啓悟/嘉村健士が55920ポイント保有で19位に残っている。

 女子ダブルス 志田/松山が4位にアップ
 世界選手権優勝の陳清晨/賈一凡(中国)が11万ポイント超えで1位。韓国の李紹希/シン・ソンチャンが2位、金昭英/コン・ヒヨンが3位と続く。
僅差の9万9000ポイント台で続くのが4位となった志田千陽/松山奈未。世界選手権とジャパンOPを欠場した福島由紀/廣田彩花(5位)を逆転した。
 6位のポリー/ラハユ(インドネシア)に続いて、7位に日本勢3番手の松本麻佑/永原和可那。 このあと、タイのジョンコパン/ラウィンダが8位、9位に韓国の鄭娜英/金慧貞、ステファニ・ストエバ/ガブリエラ・ストエバ(ブルガリア)が10位。
 日本勢4番手の中西貴映/岩永鈴が18位、5番手の加藤佑奈/廣上瑠依が101位。

 混合ダブルス 渡辺/東野は2位に
 ジャパンOP優勝のデチャポン/サプシリー(タイ)が11万ポイント超えで1位をキープ。ジャパンOP、世界選手権と2大会連続準優勝の渡辺勇大/東野有紗 が自己最高位の2位。3位に世界選手権優勝の鄭思維/黄雅瓊(中国)が続く。
4位のワン・イーリュ/ファン・ドンピン(中国)までが10万ポイント台で続いており、混合ダブルスは「4強」状態。
 5位にインドネシアのジョーダン/オクタビアンティ、6位に韓国の徐承宰/蔡侑玎、7位に香港の鄧俊文/謝影雪、8位にフランスジケル/デリュー、 9位にドイツのラムスフス/ロハウ、10位にイングランドのエリス/スミス。
 日本勢の2番手は、19位の金子祐樹/松友美佐紀。A代表の山下恭平/篠谷菜留が26位、協会のエントリーミスにより、ジャパンOPに出場できなかった B代表の緑川大輝/齋藤夏は50位。同じB代表の西川裕次郎/尾﨑沙織は54位と順位を上げている。
保木卓朗/永原和可那も57位で残留している。

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