(5/12関連記事)代替大会開催 競技単位で模索
岡山県高校総体の中止を受け、3年生の「救済策」として、代替大会の開催を模索する動きも競技単位で出ている。
陸上は既に県総体を7月に延期することを決め、4日間の日程で会場を確保していた。中止に伴い「県総体」の冠はつかないものの、
「同じスケジュールで開催を目指すのが基本線」とする。ボート、テニス、ラグビー、セーリングなども代替大会に向けて準備を進めている。
剣道は先に中止が決まった全国総体(8月)が岡山市開催だったため、県規模の大会に振り替えて実施できるか検討する。
同じように体操なども既存の大会の内容を変更し、3年生の花道を探る。
一方、県立校の部活動停止が長引く中、柔道やレスリングは練習不足によるけがや事故を懸念。屋内競技は密閉、密集、密接の「3密」を
避けられないケースがあり、「県総体並みの選手数をそろえての大会は難しい」(卓球)との声も聞かれる。
代替大会については全国高体連が安全を担保した上での開催を各都道府県高体連要請。
岡山県高体連は「社会の情勢、学校の教育活動が通常に戻った場合に検討する」としているが、ある競技の責任者は「開催するための
明確な基準を示してほしい」と求めた。