さらに、五輪出場にかかわるポイントが加算されるベトナム国際チャレンジの開催が、3月下旬から6月上旬に変更されてしまった。
ポイントを獲得できる大会がなくなることは、多くの選手に問題を引き起こす。その中には、中国代表入りに向けて世界ランキングを急速に上げる必要がある林丹も含まれる。
ただ、東京五輪の出場選手はBWFは4月28日までとなっている選考レースの期限を延長するつもりはないと明言している。現状では全英オープンと、
同24日から29日に開催されるインド・オープンの結果を受けて決まることになっている。
2/29発表;全国高校選抜の開催中止!
2月29日、全国高体連バドミントン専門部は、3月25日から29日(25日は開会式)まで開催予定だった、全国高校選抜(鹿児島県・鹿児島市ほか)の中止を発表した。
中止の理由は「新型コロナウイルス感染拡大防止および、十分な練習をすることなく大会に臨んだ場合の安全性問題の観点から」としている。
なお、高校選抜の開催中止は、東日本大震災による影響で中止となった2011年以来(和歌山県)となる。
2/26発表;ドイツOPなど大会中止・延期
2月26日、BWF(世界バドミントン連盟)は3月3日から8日にかけて開催される予定だった、ワールドツアー・ドイツOP(ミュールハイム・アン・デア・ルール/Super300)
が実施されてないことを発表した。Super300のドイツOPには、日本A代表が出場予定となっていた。
BWFは26日、東京五輪出場権獲得がかかるドイツ・オープン(YONEX German Open 2020)の来週の開催が取りやめとなり、ポーランド・オープンの延期が決定したと発表した。
新型コロナウイルスによって、五輪の予選にあたる2大会がさらなる憂き目に遭っている。
BWFによると、当初3月3日から8日にかけて開催予定だったドイツ・オープンが延期となるのか中止となるかの判断はまだ下されていない。
同26日から29日に予定されていたポーランド・オープンは新日程が検討されているものの、東京五輪の出場者選考期間には行われないとみられている。