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フジカキがタカマツと涙のラストマッチ!

 11月27日から開催されている第72回全日本総合選手権(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館。大会3日目の29日は、 各種目本戦2回戰が行なわれた。
 2012年ロンドン五輪銀メダリストの藤井瑞希/垣岩令佳(再春館製薬所)と、リオデジャネイロ五輪金メダリストの橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス)の新旧メダリスト対決は、 21-19,21-19で橋/松友が勝利を飾った。個人戦では今大会を最後に引退するフジカキが「1秒でも長くプレーしていたい」と、 垣岩のスマッシュ、藤井のネット前でのクレバーなプレーに加え、ねばり強いレシーブ力で巻き返すなど最後まで会場を沸かせた。
 「最後まで自分たちらしいプレーができて悔いはありません」と2人。試合後は両ペアともに記者らの質問に答え、切磋琢磨した思い出を振り返ると涙をこらえることができなかった。

 藤井は「1番大きな大会で高橋、松友と対戦でき、長い時間コートにも立てた。自分の力も出し切ることができて満足。本当に悔いはない」と万感の表情。 垣岩も「一緒に頑張ってきた2人と最後に戦えて幸せ。お互い全力を出し切れて良かった」と涙を浮かべた。
 今も世界の第一線で戦うタカマツペアに対し、藤井は「2人が引っ張っているから日本が強くなった。悔いなく(現役を)終われるように頑張ってほしい」とエールを送った。

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