〔3月25日(日)NetNews〕再春館製薬所、女子制覇!(TOP4 TOURNAMENT)
 宮城県のゼビオアリーナ仙台で3月24日に開幕した初の公式カップ戦『TOP4 TOURNAMENT』。
25日の大会2日目は男女の決勝戦が行なわれた。女子はヨネックスを下した日本ユニシスと北都銀行を退けた再春館製薬所が激突。
 再春館製薬所は、第1ダブルスに福島由紀/廣田彩花、シングルスに山口茜、第2ダブルスに志田千陽/松山奈未を置いたベストオーダー。
対する日本ユニシスは、準決勝と同様にエースの橋礼華/松友美佐紀を第2ダブルスに据え、第1ダブルスには星千智/東野有紗、シングルスに橋沙也加。
 勝てば優勝へ大きく前進する第1ダブルス。直前の全英OPで準優勝を果たすなど自力で勝る福島/廣田だが、 連戦の疲れからか序盤はミスも目立ち、リードを広げきれない。しかし、徐々にテンポよい攻撃的なプレーを取り戻すと、 星/東野を第1ゲーム15本に抑えて先制。リズムを取り戻した福島/廣田は、第2ゲームも11-7でインターバル、そのままリードを守りきって21-18で勝利。
 シングルスで勝ってエースの橋/松友へつなげたいユニシス。しかし、それを断ち切ったのは再春館製薬所の山口だ。 山口は第1ゲーム、橋に一時17オールと追いつかれるが、ここから球際の強さや相手のミスなどで21-17で突き放した。 第2ゲームは序盤から攻勢をしかけた山口が序盤に大きくリードを奪い、後半は得点差をさらに広げて橋を圧倒。 勝負強さが光った山口が橋を8本で退けると、再春館ベンチからは選手たちがコート上の山口に駆け寄り、歓喜に沸いた。
日本ユニシスは志田千陽/松山奈未と橋礼華/松友美佐紀の第2ダブルスにつなぐことはできなかった。

〔3月25日(日)NetNews〕男子、トナミ運輸が初優勝!(TOP4 TOURNAMENT)
 宮城県のゼビオアリーナ仙台で3月24日に開幕した初の公式カップ戦『TOP4 TOURNAMENT』。
 TOP4 TOURNAMENTは、S/Jリーグ2017の男女各上位4チームが出場する日本初の賞金付大会(優勝賞金:300万円)。
25日の大会2日目は男女の決勝戦が行なわれた。日立情報通信エンジニアリングを退けたトナミ運輸とNTT東日本を下した日本ユニシスとの間で争われた男子決勝。
 ダブルスの二枚看板を組み替えてきたトナミ運輸の第1ダブルスは、園田啓悟/保木卓朗。 対する日本ユニシスは、日本A代表の井上拓斗/金子祐樹をトップに置いた。4人全員が日本A代表となったこの試合で、 先制したのは園田/保木、所々で連係ミスは見られたが、ともに得意とする速く攻撃的な展開を随所に見せた。 第1ゲームを13本で奪った園田/保木は、第2ゲームは井上/金子に19本で奪われたが、ファイナルゲームは15本でゲームセット。
 日本ユニシスは王手をかけられて苦しい場面。この状況で奮起したのが、S/Jリーグ2017で内定選手ながら3勝をマークして 新人選手賞を獲得した五十嵐優だ。トナミ運輸の日本A代表・常山幹太を相手に堂々としたプレー。 第1ゲームを17本で奪うと第2ゲームもリードを奪い、終盤に追い上げてきた常山を19本で振りきり大きな1勝。ゲームスコアは1−1となり、 勝負の行方は第2ダブルスに持ち越された。
 第2ダブルスで、試合を優位に進めたのは渡辺勇大/渡邉航貴の日本ユニシス・若手ペア。 渡邉航貴はシングルスを主戦場とする選手だが、前衛で球を止め、鋭いアタックでポイントをあげるなど役割を果たす。 しかし、トナミ運輸の嘉村健士/小林優吾が崩れなかった。第1・2ゲームともリードを許す展開が続いたが、終盤に追いついて逆転。 第1ゲームは22本、第2ゲームは18本で競り勝ち、トナミ運輸が今大会における男子初代王者の座に就いた。


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