S/Jリーグ、トナミ運輸が4年ぶり7度目のV

 2月12日に開催された日本最高峰のリーグ戦『S/Jリーグ』最終戦が、東京・代々木第二体育館で行なわれた。
6戦全勝で4年ぶりのリーグ優勝をめざすトナミ運輸と、前日の金沢学院クラブ戦で白星をつかみ波に乗る前回王者の日本ユニシス。 お互いにナショナル代表メンバーを揃えるチーム同士の勝負は、第2ダブルスまでもつれる接戦となった。
 第1ダブルスはトナミ運輸が園田啓悟/嘉村健士、日本ユニシスが遠藤大由/渡辺勇大のエース同士。第1ゲームは遠藤/渡辺が鋭いドライブ合戦を制して21-18。 ソノカム得意の低い展開にあえて挑み、ポイントをつかんだ。しかし、総合王者の園田/嘉村、第2ゲーム以降はスピードに乗った力強いラリーで押し込むと21-14、 21-13で勝利。「勝つ、という役割をしっかり果たせてうれしい」(園田)と、大一番での貴重な一勝を手にした。

 シングルスは、トナミ運輸が全日本総合王者の西本拳太、日本ユニシスは同準優勝の坂井一将の対決。
昨年12月に総合決勝で戦った以来の勝負は、坂井が積極的に仕掛けてリードを奪い、第1ゲームを16本で制し、第2ゲームも攻撃の手を緩めずに10本に抑えて快勝。 両チーム互いに譲らず、優勝の行方は第2ダブルスへ。
 ここで強さを発揮したのは、トナミ運輸の保木卓朗/小林優吾。第1ゲームを日本ユニシスの井上拓斗/金子祐樹との接戦を21-17で制すと、 第2ゲームも主導権を渡さず、最後は逆転で制した保木/小林が歓喜の勝利をつかみ、トナミ運輸の4年ぶり7度目の優勝を決めた。

▼結果
優勝;トナミ運輸(7勝)、2位;日本ユニシス(6勝1敗)、3位;日立情報通信エンジニアリング(4勝3敗)、4位;トリッキパンダース(4勝3敗)・・・マッチ率の差による
5位;NTT東日本(3勝4敗)、6位;JR北海道(2勝5敗)、7位;金沢学院クラブ(2勝5敗)・・・マッチ率の差による
8位;三菱自動車京都(7敗)
最下位の三菱自動車京都は、日本リーグ優勝・東北マークスとの入替戦に臨む。


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