アジア選手権

 【5/2朝刊】橋&松友が優勝!
 5月1日に開催されたアジア選手権(中国・武漢)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。
 女子ダブルスで橋礼華/松友美佐紀と福万尚子/與猶くるみが対戦。優勝すればリオ五輪出場が決まる福万/與猶だが、準々決勝、準決勝ともに2時間を超える試合を行なっており、体力的な消耗は大きかった。
世界ランク1位の橋/松友が圧倒、21?13でタカマツが1ゲームを奪った。負けられない福万/與猶も第2ゲームで食らいついたが、終盤はペースが落ちて最後は橋/松友に15本に押さえ込まれ準優勝に終わった。
その結果、福万/與猶は五輪出場に必要なポイントに届かず、リオ五輪の出場枠を逃した。
 男子シングルスはリー・チョンウェイ(マレーシア)とェ龍(中国)のトップ対決。88分の激闘はリー・チョンウェイが制した。
また、女子シングルスは王儀涵(中国)が李雪?(中国)を抑えて地元Vを達成。
男子ダブルスは柳延星/李龍大(韓国)、混合ダブルスは張楠/趙壼Q(中国)がそれぞれ栄光をつかんだ。

 【5/1朝刊】福万&與猶が逆転勝利!
 4月30日に開催されたアジア選手権(中国・武漢)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
 男子ダブルスの園田啓悟/嘉村健士は世界ランク1位の柳延星/李龍大(韓国)と対戦すると、第1ゲームは 17?21で先制を許す。第2ゲームは序盤に日本ペアが リードする場面を作ったが、後半は韓国ペアがペースを握って逆転。ソノカムはストレートで敗れて4強に終わった。
 女子ダブルスは橋礼華/松友美佐紀が、世界ランク8位韓国の張藝娜/李紹希(韓国)と対戦。
試合は世界ランク1位のタカマツが実力を発揮した。第1ゲームを21-16で奪うと、第2ゲームも10?13の劣勢から19?19に持ち込み、最後は2連取して勝利し、決勝進出を決めた。
橋/松友の勝利により、勝てばリオの道が開けることになった福万/與猶は、世界ランク2位のマヘスワリ/ポリイ(インドネシア)と対峙した。第1ゲームはインドネシアペアに 13本で奪われ苦しい状況に追い込まれた。第2ゲームはポイントの奪い合いを制して1?1のイーブンに戻すと、ファイナルゲームも取っては取られのシーソーゲームに。 結局9?12、13?12、17?19、20?20、22?22の大接戦、2時間半を超える大激戦を見事に抜け出し、決勝進出を決めている。
 男子シングルスのリー・チョンウェイ(マレーシア)がファイナル勝負の末に林丹(中国)を下して決勝進出を果たした。
 女子シングルスは李雪?と王儀涵の中国同士の頂上決戦となり、男子ダブルスは柳延星/李龍大(韓国)と中国の若手ペア劉雨辰/李俊慧が対戦する。

 【4/30朝刊】福万&與猶が熱戦を制す
 4月29日に開催されたアジア選手権(中国・武漢)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。
 日本選手は、男子ダブルスの園田啓悟/嘉村健士が、絶好調の勢いをそのままに、インドネシアペアを下してベスト4に入った。
 女子ダブルスでは橋礼華/松友美佐紀が貫禄の勝利を挙げて準決勝に進出。福万尚子/與猶くるみも、中国の駱贏/駱羽(中国)と2時間近い激戦をモノにして 同じく準決勝に勝ち進んでいる。
 上位をねらった女子シングルスの奥原希望は、地元の王儀涵(中国)に、佐藤冴香は成池鉉(韓国)に敗れともに8強止まりとなった。
 男子シングルスは林丹、ェ龍、田厚威(中国)、リー・チョンウェイ(マレーシア)の4人がベスト4入り。女子シングルスも李雪?、王儀涵(中国)、サイナ・ネワール(インド)、 成池鉉(韓国)ら実力者が上位に勝ち進んでいる。

【4/29朝刊】佐藤冴香が世界ランク1位に勝利!
 4月28日に開催されたアジア選手権(中国・武漢)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。
 日本選手は、女子シングルスの佐藤冴香が金星をつかんだ。インドOP、マレーシアOP、シンガポールOPとスーパーシリーズ3連続優勝を遂げていた ラトチャノック・インタノン(タイ)と対戦した佐藤は、第1ゲームを奪われるものの、そこから挽回。第2ゲームを16本で奪い返すと、 第3ゲームも17本で抑えこみ1時間を超える接戦をモノにした。会心の勝利をつかんだ佐藤は「トップ10の選手になかなか勝てなかったけど、 その一角を崩せたとこは自信になります。他の人にも通用すると思うので、一つひとつ倒していきたいです」と振り返っている。
また、奥原希望も韓国2番手の「延?(韓国)にストレートで快勝した。
山口茜は中国選手にファイナルの末、敗れた。
 男子シングルスの上田拓馬は周天成(台湾)にストレート負けした。
 男子ダブルスで絶好調の園田啓悟/嘉村健士がのクーKK/タンBH(マレーシア)を下し準々決勝に進出。早川賢一/遠藤大由も台湾ペアに敗れた。
 女子ダブルスの橋礼華/松友美佐紀、福万尚子/與猶くるみも勝利を挙げてベスト8を決めたが、松尾静香/内藤真実はファイナル勝負の末に敗退した

 【4/28朝刊】園田&嘉村が中国ペアを撃破
 4月27日に開催されたアジア選手権(中国・武漢)2日目は、男女シングルス・ダブルスの1回戦が行なわれた。
日本勢は多くの選手が1回戦を勝ち上がった。男子シングルスの上田拓馬(日本ユニシス)はタイの若手選手に勝利。長らく1回戦負けが続いていた上田だが、 「久しぶりに自分自身でいい試合と思えるプレーができた」と振り返り、復調の手応えをつかんでいる。
佐々木翔(トナミ運輸)は1回戦で胡贇(香港)と対戦したが、ストレートで敗北。佐々木の長い五輪レースが幕を閉じた。自力でのリオ五輪出場が消滅した佐々木は「レースの始まりが胡贇だったので、 終わりにふさわしい相手だったかもしれない。(インドOPからの)5連戦は気持ちを切らさず、できることはやってきた。悔いはない」と、振り返っている。
 女子シングルスは奥原希望(日本ユニシス)、山口茜(再春館製薬所)、佐藤冴香(ヨネックス)らが白星を手にした。世界ランク21位のタイ選手と対戦した奥原は、ファイナル勝負の接戦で勝 「今は結果よりもプレーをまとめることが大事。できるだけ試合をこなすために勝ち残りたい」とし、結果よりも内容にこだわった戦いを強調している。
 男子ダブルスは早川賢一/遠藤大由(日本ユニシス)、園田啓悟/嘉村健士(トナミ運輸)が2?0のストレートで勝利をつかんだ。園田/嘉村は1回戦から世界ランク5位の洪?/柴?(中国)と対戦。 第1ゲームをソノカムが 27-25で制すと、第2ゲームも 17本に抑え、シンガポールOPに続き格上をきっちり封じ込んだ。 「積極的に低くいって、競っても先に仕掛けることができた」(園田)
 混戦の女子ダブルスは第1シードで試合がなかった橋礼華/松友美佐紀(日本ユニシス)を除く松尾静香/内藤真実(NTT東/ヨネックス)、福万尚子/與猶くるみ(再春館製薬所)、福島由紀/廣田彩花(再春館製薬所)の3ペアが快勝している。


 【4/27朝刊】混合ダブルス痛恨の1回戦敗退
 4月26日にアジア選手権(中国・武漢)が開幕した。大会初日は男女シングルス、男子ダブルスの3種目で予選(リーグ戦方式)が行なわれたほか、混合ダブルスの本戦1回戦が実施された。
アジア選手権はスーパーシリーズと同等の世界ランキングポイントが獲得できる大会でもあり、また五輪レースに直結する最後の大会。そのため、 アジアのトップ選手が多数出場し、スーパーシリーズと同様の豪華メンバーが顔を並べている。
どの選手にとってもプレッシャーがかかるアジア選手権初日、日本選手は混合ダブルスの数野健太/栗原文音、園田啓悟/福万尚子が本戦1回戦に登場した。 世界ランクを見ると五輪出場権獲得には厳しい位置にいる両ペア。最後の望みをかけて挑んだものの、数野/栗原はマレーシアペアに0?2のストレートで敗れ、園田/福万もタイペアに惜敗した。


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