再春館製薬所がバドミントンの救世主に
日刊スポーツ 8月7日(木)

 日本バドミントン協会は7日、都内で会見を実施。来年度4月1日に、大手基礎化粧品会社の再春館製薬所(本社・熊本)が女子バドミントン部を創部。
北京五輪4位入賞の前田美順(28)末綱聡子(33)組や、ロンドン五輪銀メダルの垣岩令佳(25)らが所属し、日本リーグ優勝の経験を持つ名門ルネサスが、 チームを丸ごと譲渡することを発表した。
 再春館製薬所の西川正明社長は「熊本の宝、日本の宝を存続させていくのは、熊本の企業としてやらなくてはいけないこと」と一念発起。 同社初めてのスポーツ部を創部させ、選手12人とスタッフ全員を受け入れることを決めた。
 垣岩主将は「苦しい時もあったが、本当に両方の会社の方々に感謝している」。今井彰宏監督も「廃部を聞いた時は足が震えた。 本当に今は胸がいっぱい」と感極まった。

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