【9/8朝刊】新沼(旧姓湯木)博江さん死去
新沼博江(にいぬま・ひろえ、旧姓湯木=ゆき、歌手・新沼謙治さんの妻)さんが7日午後、
がんのため東京都内の病院で死去した。
62歳。近親者で密葬を行う予定。
 新沼さんは広島市で生まれ、1歳で岡山市へ。岡山山陽女中で競技を始め、当時監督の毛利清志氏に師事した。
岡山山陽女高1年で中国大会個人シングルスチャンピオン。3年時にインターハイの個人シングルスで初優勝を飾った。
 その後、日本女子体育大在学中の1969年に全英オープン女子シングルスで初優勝し、その後カワサキでプレーし、
74、75、77年にも全英優勝。70年にバンコク・アジア大会で金メダルも獲得した。
当時は世界選手権がなく、全英が事実上世界一を決める大会だった。71年にペアを組む中山紀子さんとともに日本スポーツ賞を受賞。
現役引退後の86年、バドミントンを通じて知り合った謙治さんと結婚。2002年に日本人初の国際バドミントン連盟殿堂入り を果たし、日本協会の強化委員を務めていた。

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